はじめに
免責事項
これは私の個人的な体験日記です。法的なアドバイスではありません。同じような状況の方は、必ず弁護士に相談してください。
2025年の春、長年やってきた会社がついに破産することになりました。正直、頭の中は真っ白で、何から手をつけていいかわかりませんでした。
そんな中で最も慌て混乱したものの一つのが、クレジットカードの利用停止と決済手段の確保でした。
この記事は、弁護士に依頼してからクレジットカードが強制解約・利用停止になるまでの流れ、そして生活を維持するためにデビットカードへ切り替えた具体的な手順を、私の個人的な体験に基づいて公開しています。
不安な状況にある方へ、「まず何が起こるのか」というリアルなイメージをお届けできれば幸いです。
会社破産から個人破産までの猶予期間とカードへの影響
最初に驚いたのは、会社の破産手続きと個人の自己破産手続きは別々のタイミングで行われる、ということです。
私の場合、会社の破産手続きをしてから自分の自己破産手続きまで2ヶ月以上間がありました。しかし、弁護士さんから聞いた話では、会社の破産手続きをした時点で債権者(カード会社など)に通知が行くため、個人のクレジットカードにもすぐに影響が出ると言われました。
つまり、「会社の破産が決定した」時点で、あなたのクレジットカードはもう危険な状態にあると認識しておくべきです。
【最重要】クレジットカードは「いつから」使えなくなる?
弁護士さんから「もうクレジットカードは使わない方がいい」と言われた時は、正直戸惑いました。支払い能力がない状態で使うと、破産手続きで問題になる可能性があるからです。
私の実体験では、弁護士さんから各債権者に「受任通知」が送付された直後から、実際にカードは使えなくなりました。

突然の利用停止で慌てたこと
私の場合、携帯料金もAmazonもNISAの積立も、すべてカード払いにしていました。そのため、利用停止になる前に、慌ててすべて銀行口座からの引き落としや別の決済方法に変更する羽目になりました。
この作業が本当に大変でしたが、諦めてひたすら手続きを進めていきました。
⚠️【教訓】少額でもカード利用は絶対に避けるべき
これは本当に恥ずかしい話ですが、うっかり少額の買い物でカードを使ってしまったことがあります。幸い私の場合は何も言われませんでしたが、これは免責不許可事由(借金の免除が認められなくなる原因)に該当するリスクがある、絶対にやってはいけない行為です。
破産を決意し、弁護士に相談した時点で、クレジットカードはハサミを入れて封印するくらいの心構えが必要です。
【代替手段】デビットカードで決済を維持する具体的方法

クレジットカードが使えなくなって一番困ったのが、オンラインの支払いでした。コンビニ払いなどは手数料もかかるし、めちゃくちゃ面倒です。
そんな時、デビットカードに救われました。
デビットカードは銀行口座から即座に引き落とされる仕組みで、信用情報(ブラックリスト)に関係なく、誰でも作って使えます。ネットショッピングやQUICPayなどで、クレジットカードの代わりとして本当に助けられました。
破産手続き中のキャッシュレス決済手段としては、デビットカードは最も現実的かつ安全な代替策です。
要注意:ローンがある銀行の口座凍結と資金移動の教訓
デビットカードを使うにあたって、弁護士さんから特に気を付けるべきと言われたのが、「ローンがある銀行の口座」です。
実際にローンがある銀行の口座は、破産手続き開始に伴い一時的に凍結される可能性があると聞きました。
私の場合、車のローンがある銀行の口座は凍結リスクがあると聞き、慌てて資金を別の銀行口座に移しました。これは早めにやっておいて本当によかったと思います。
デビットカードは作れても、引き落としに使う口座自体が凍結されるリスクがあるため、事前に弁護士さんに確認し、資金の逃し場所を確保しておくことが重要です。

楽天のケース
また、意外なことに、楽天カードの支払い停止後も、楽天銀行の口座は普通に使えました。「別会社だから」という理由でしたが、これは私の場合の話であり、全ての人に当てはまるわけではないと釘を刺されました。
督促の電話・郵便がパタッと止まるタイミング(精神的な解放)

破産手続きが始まって、弁護士さんから各債権者に通知(受任通知)が送られると、督促の電話や郵便物がパタッと止まりました。
これは本当に精神的に楽になりました。毎日ビクビクしながら電話を取ったり郵便受けを見たりしていたので、この「督促ストップ」は、手続きを進める上での最大のメリットだと感じました。
自己破産後、新しいクレジットカードが作れるのは何年後?
今後の一番の気がかりは、「いつまたクレジットカードを作れるの?」ということでした。
弁護士さんに聞くと、自己破産すると信用情報に記録が残り、だいたい5〜7年くらいは新しいクレジットカードを作るのは難しいという目安を教えてくれました。特に銀行系のカードは、信用情報機関によっては7年間記録が残る可能性があるそうです。
長い期間ですが、これは生活を立て直すための時間だと受け止めるしかありません。

【結び】破産前に知っておきたかった3つの教訓
この経験を通して、今、当時の自分に伝えたい教訓として3点にまとめます。
1. クレジットカード決済の解約・変更は最優先で行う
携帯、公共料金、Amazon、サブスクリプションなど、すべての支払いを銀行口座引き落としまたはデビットカードに、弁護士に依頼する前に切り替える準備を。
2. 資金移動は弁護士に相談しつつ早めに行う
ローンや借金がある銀行の口座は凍結リスクがあるため、生活資金や給与振込口座は影響のない他行の口座に移しておく。
3. 代替手段(デビットカード)の準備
クレジットカードが使えなくなる不安に備え、デビットカードをあらかじめ作成し、その使い方に慣れておく。

改めて書いておきますが、これは私個人の体験談であり、法的なアドバイスではありません。破産の手続きは複雑で、状況は人それぞれ違います。もし同じような状況の人がいたら、必ず弁護士さんに相談してください。
免責事項
この日記は個人の体験を記録したものであり、法的アドバイスや金融アドバイスではありません。金融や法律のことは、必ず専門家にご相談ください。この日記の内容を参考にして何かあっても、私は責任を負えませんのでご了承ください。
新しいスタートに、栄養面からのサポートを
人生の新しいステージでは、生活習慣を見直す良い機会でもあります。オートファジーは、ポリフェノールやアスタキサンチンなど話題の成分を配合したサプリメント。赤ワイン由来成分やお米由来エキスなど、食事では摂取しにくい栄養素を手軽に補えます。新生活の栄養管理の一環として、検討してみてはいかがでしょうか。
※個人の感想です。効果には個人差があります。持病をお持ちの方は医師にご相談ください。
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