倒産を決意したあと、すぐに契約しているコンサルに相談しました。 彼は「何とか維持させる方法はありませんか?」と、会社継続を示唆してきましたがこちらの気持ちは固まっていたので、無理な理由を並べただけでした。
「最終的には、社長に続ける気があるか無いかです」 これは このコンサルが以前から言っていた言葉で、なるほど正しいなと今になって思います。
以前にもこのくらいの試練を乗り越えてきたし、全力でやれば継続できたかもしれません。 ただ、その時考えたのは「ここを超えてもまた同じことの繰り返し」 そう感じて気持ちが萎えてしまっていたのです。

コンサルタントに状況と気持ちを理解してもらい、やるべき事について教えてもらいました。 とても残念そうにしていましたけど、気持ちが切れてしまっていたので仕方ありませんでした。
そのコンサルタントは会社が傾き始め資金繰りに困ったときに相談した人で、10年以上の付き合いだったと思います。 お金を工面するアイデアは豊富な人で、ずいぶん助かりました。
終わり頃になると、2人ともアイデアが煮詰まってしまっていて 売上を伸ばすにも資金繰りの対策にも、明るい感じで会話ができてなかったと思います。 ただ同じ目線で話せる相手が彼しかいなかったので、メンタル的な面でお世話になっていました。
最後を看取ってもらったという感じですかね。
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