自己破産の手続き中でも、できる仕事はあります。60代の私が実際に体験した「試験監督バイト」について、リアルな体験談をお届けします。
なぜ、試験監督バイトを始めたのか
自己破産の手続きが進む中で、平日は管財人からの連絡が入ることもあり、自由に動けるわけではありませんでした。
そんな中で、ずっと家にいるのはどこか落ち着かず、正直「バツが悪い」という気持ちがありました。
だからこそ、少しだけでも社会と関わりたい。そんな思いから、求人サイトで見つけた「土日の試験監督バイト」に応募してみたのです。
年齢のこともあり、どうせ落ちるだろうと思っていたのですが、まさかの一発採用には驚きました。
採用から当日までの準備

採用が決まると、まずはオンラインでの事前セミナーが2回ありました。その後、前日の午後に現場で設営とミーティング。
しっかりとした組織体制で、ルールも細かく決まっていて、正直「思ったよりもちゃんとしてるな」と感じました。
現場では100人以上のスタッフが動いていて、私のチームは6人。大学1年生から60代の私まで、幅広い年齢層が集まっていました。
朝7時半集合、夜8時半終了の長丁場

当日は朝7時半集合。仕事が終わったのは夜8時半を過ぎていました。通勤は自転車で片道20分ほど。
朝は苦ではありませんでしたが、暑さとの戦いが一番きつかったです。
立ち仕事には慣れていたつもりでしたが、やはり年齢もあってか、腰が痛くなってしまいました。
それでも、何ヶ月ぶりかに「自分も社会の一部なんだ」と実感できた一日でもありました。
若者たちと交わした何気ない会話
チームの大学生たちが「1限が~」「晩飯どうしよう」と話しているのを聞きながら、どこか懐かしい気持ちになりました。
また、休憩のことばかり気にしたり、腹が減っただのキツイだのと文句ばかり言っている姿を見て、「彼らは大丈夫だろうか?」と思いました。まぁ、40年前の自分も、そんなふうに日々を過ごしていたのかもしれません。
若者たちと交わした何気ない会話に、自分の過去と重なる景色を見た気がしました。

雑用ばかりの仕事、それでも得られた達成感
実際の仕事内容は、椅子を並べたり、用紙を配ったりと、いわゆる「雑用」ばかり。
正直「これでお金もらえるのか?」と思った瞬間もあります。まるで肉体と時間の切り売り。生産的とは言い難い仕事でした。
でも、不思議なことに、終わったあとは確かな達成感がありました。
帰宅後のビールが妙にうまくて、酔いが回るのも早かった。「これなら、またやってもいいな」と素直に思える仕事でした。
働いたことで見えた「自分らしさ」
時給は1,000円ちょっと。お小遣い程度の収入ですが、「安い」とは思いませんでした。
なにより、破産処理中のこの状況でも、自分が稼げたことが嬉しかったのです。
久しぶりに外に出て、人と関わって、時間を共有して——たとえ大きなことはできなくても、「まだ自分にもできることがある」と思えたのは、大きな収穫でした。

まとめ:破産しても、社会とつながれる
破産後の生活は、不安や制約だらけです。
でも、今回の試験監督バイトを通じて「小さな一歩を踏み出すことの大切さ」をあらためて実感しました。
働いた金額そのものより、「自分もまだ社会の一員なんだ」と思えたこと。それこそが、このバイトで得た一番の収穫だったように思います。
気分を良くして、その後も挑戦していますが、なかなか採用されないのが現実です。やはり年齢的な制約があるのでしょうか?しかし、今回のバイトで経験者にランクアップしたので、また仕事にありつけるかもしれません。楽しみにして、応募し続けようと思います。

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