~元経営者が調べた、小規模事業者でも使いやすいファクタリング会社~
⚠️ 重要な注意事項
この記事は、かつて資金繰りで悩んだ筆者が後から調べた情報をまとめたものであり、専門的な金融アドバイスではありません。ファクタリング利用の最終判断は、必ず税理士・会計士等の専門家にご相談の上、読者様ご自身の責任で行ってください。
アフィリエイト広告を含んでいますが、報酬の有無に関係なく中立的な調査結果をお伝えしています。
なぜこの記事を書いたのか
個人事業主・フリーランスの資金繰りの特徴
私は23年間中小企業を経営してきましたが、法人と個人事業主では資金調達の難易度がこれほど大きく異なるとは感じていませんでした。
個人事業主・フリーランスが直面する問題:
- 銀行融資のハードルが非常に高い
- 少額の資金調達先がない(10万円〜100万円程度)
- 取引先からの入金サイクルが長い(30日〜90日)
- 急な出費に対応できる手段が限られる
当時の私は法人だったためまだマシでしたが、「個人事業主だったらもっと選択肢が限られていただろう」と後から調べて実感しました。
この記事の位置づけ
- 個人事業主・フリーランス特化のファクタリング情報です
- 専門家の監修は受けていません
- 最終的な判断は必ず専門家にご相談を
個人事業主・フリーランスがファクタリングを選ぶポイント
ファクタリングは「資金が今すぐ必要」という場面では確かに役立ちます。
ただし、根本的な解決にはならない“緊急避難的な手段”です。
本来は資金繰りの改善策を検討したうえで、どうしても間に合わない場合に限って利用すべきものです。
1. 2社間ファクタリングが基本
重要度:★★★★★
個人事業主・フリーランスの場合、2社間ファクタリング一択と考えるべきです。
2社間と3社間の違い(基礎知識):
ファクタリングには「2社間」と「3社間」の2つの方式があります。
3社間ファクタリングは、取引先(得意先)の承諾を得た上で行います。
まず、あなた(売掛金の持ち主)がファクタリング会社から売掛金の大部分を前払いで受け取ります。
その後、支払期日に取引先がファクタリング会社へ直接支払います。
一方、2社間ファクタリングは、取引先を通さずに行います。
あなたがファクタリング会社に売掛金を売却し、代金を受け取ります。
その後、取引先から入金された代金をファクタリング会社へ振り込む形です。
2社間と3社間の比較表:
項目 | 2社間 | 3社間 |
---|---|---|
取引先への通知 | なし | あり(承諾必要) |
手数料 | 10〜20% | 2〜9% |
審査スピード | 即日〜 | 数日〜1週間 |
取引先への影響 | なし | 「資金繰り苦しい?」と思われるリスク |
なぜ個人事業主は2社間なのか:
- フリーランスは取引先との信頼関係が生命線
- 「資金繰りが苦しい」と知られると次の発注に影響する可能性
- 少額案件のために取引先に手間をかけさせられない
- 3社間の場合、取引先の承諾手続きに時間がかかる
⚠️ 手数料は高くなりますが、取引先との関係維持を優先すべきです。
⚠️ 重要な注意点: 2社間ファクタリングでは、取引先から入金された代金を必ずファクタリング会社へ振り込む必要があります。この振込を忘れると債務不履行となり、取引先に連絡が行く可能性があります。
当時の私の考え:
法人経営者だった私でも、取引先に「資金繰りが苦しい」と知られることを非常に恐れていました。個人事業主であればなおさらです。手数料が高くても2社間を選ぶべきだと今は思います。
2. 少額案件に対応しているか
重要度:★★★★★
法人向けファクタリングは最低利用額が100万円〜となっている場合が多いですが、個人事業主・フリーランスの場合は10万円〜50万円程度の少額案件が大半です。
⚠️ チェックポイント:
- 最低利用額が明記されているか
- 少額でも手数料が割高にならないか
3. 審査のハードルが低いか
重要度:★★★★★
個人事業主・フリーランスの場合、法人に比べて:
- 決算書が簡易的
- 事業実績が短い場合がある
- 開業直後のケースもある
こういった状況でも審査が通る柔軟性が重要です。
4. オンライン完結できるか
重要度:★★★★☆
個人事業主・フリーランスの場合、店舗や事務所を持っていないケースも多く:
- 来店が困難
- 郵送のやり取りも時間がかかる
- 対面での契約が難しい
オンラインで完結できることは大きなメリットです。
5. スピードが早いか
重要度:★★★★☆
個人事業主・フリーランスの場合、資金需要が突発的に発生しがちです:
- クライアントからの入金遅延
- 急な機材購入
- 外注費の支払い
即日〜翌日入金に対応していることが望ましいです。
6. 手数料が明確か
重要度:★★★★★
少額案件の場合、手数料率が高くても金額自体は数万円程度ですが、不透明な追加費用には要注意です。
⚠️ 確認すべきこと:
- 手数料の上限が明記されているか
- 事務手数料など追加費用がないか
- 見積もりが事前に取れるか
個人事業主・フリーランス向けファクタリング5社比較
比較表(調査結果)
会社名 | 契約形態 | 最低利用額 | 手数料 | 審査スピード | オンライン完結 |
---|---|---|---|---|---|
labol(ラボル) | 2社間 | 1万円〜 | 10% | 最短30分 | ○ |
ペイトナー | 2社間 | 1万円〜 | 10% | 最短即日 | ○ |
MSFJ | 2社間 | 10万円〜 | 3.8%〜9.8% | 最短即日 | ○ |
QuQuMo(ククモ) | 2社間 | – | 1%〜 | 最短2時間 | ○ |
FREENANCE | 2社間 | 1万円〜 | 10% | 最短即日 | ○ |
⚠️ 重要: 今回紹介する5社は全て2社間ファクタリングです。取引先(クライアント)に通知されることはありません。
⚠️ 注意:手数料・条件は各社のサイト情報を元にした2024-2025年時点の調査結果です。最新情報は各社公式サイトでご確認ください。
各社の詳細調査結果
1. labol(ラボル)【フリーランス・個人事業主限定】
調べて分かったこと:
- フリーランス・個人事業主に完全特化
- 1万円から利用可能(少額案件に強い)
- 2社間契約で取引先に通知なし
- 最短30分で入金
- 24時間365日申込可能
- セブン銀行と連携で即時振込実現
こんな人におすすめ:
- Web制作・ライター・デザイナーなどのフリーランス
- 少額(数万円〜数十万円)の資金調達が必要な方
- 急ぎで現金が必要な方
- 取引先に絶対バレたくない方
⚠️ 注意点:
- 手数料10%は高め(ただし2社間なので妥当な水準)
- 法人の大口案件は対応範囲外
当時の私の感想:
もし私が個人事業主だったら、最初に相談していたと思います。Googleの口コミが4.6点と表示されています。1万円から使えるという敷居の低さは大きな安心材料です。

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2. ペイトナー【フリーランス向け報酬即日払い】
調べて分かったこと:
- フリーランス特化の報酬即日払いサービス
- 審査最短即日
- 2社間契約で取引先に通知なし
- 請求書情報を登録するだけで即日受取可能
- オンライン完結
- 初回手数料優遇あり
こんな人におすすめ:
- とにかく急いでいる方
- 請求書がすでに発行済みの方
- シンプルな手続きを希望する方
- 取引先との関係を絶対に守りたい方
⚠️ 注意点:
- 新しいサービスのため実績は限定的
- 手数料の詳細は要確認
当時の私の感想:
手数料が10%固定と表示されているので、安心感があります。ただし、新しいサービスなので口コミや実績を確認してから利用したいところです。

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3. MSFJ【個人事業主専用ファクタリング】
調べて分かったこと:
- 個人事業主専用プランあり
- 10万円〜500万円まで対応
- 2社間契約対応(取引先に通知なし)
- 手数料3.8%〜9.8%(2社間としては低め)
- 最短即日入金
- 3段階の成果報酬ポイント設定で利用しやすい
こんな人におすすめ:
- 手数料を少しでも抑えたい方
- 10万円〜100万円程度の中規模案件
- 実績のある会社を希望する方
- 2社間でも低手数料を実現したい方
⚠️ 注意点:
- 最低額が10万円〜なので、それ以下の少額案件は不可
- 審査に若干時間がかかる場合あり
当時の私の感想:
手数料3.8%〜9.8%という水準は個人事業主向けとしてはかなり良心的です。ある程度の金額(50万円以上など)であれば第一候補になると思います。

4. QuQuMo(ククモ)【オンライン完結・個人法人両対応】
調べて分かったこと:
- 完全オンライン手続き
- 手数料1%〜(業界最安水準)
- 最短2時間で入金
- 2社間契約で取引先に通知なし
- 個人事業主も法人も利用可能
- クラウドサインで契約完結
こんな人におすすめ:
- オンライン手続きに抵抗がない方
- 手数料を最優先で抑えたい方
- 2社間契約で取引先に知られたくない方
- 完全非対面を希望する方
⚠️ 注意点:
- 対面での相談を希望する場合は不向き
- 最低利用額の明記がないため要確認
当時の私の感想:
手数料1%〜は非常に魅力的ですが、詳しい表示がありませんのでメール等でご確認ください。完全オンラインなので「対面で相談したい」という方には向かないかもしれません。

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5. FREENANCE(フリーナンス)【フリーランス総合サポート】
調べて分かったこと:
- フリーランス特化型の総合サービス
- 1万円から利用可能
- 2社間契約で取引先に通知なし
- 即日払い機能あり
- 無料で損害賠償保険が自動付帯
- GMOグループ運営で信頼性高い
こんな人におすすめ:
- ファクタリングだけでなく保険も欲しい方
- 少額(1万円〜)から利用したい方
- 大手企業のサービスで安心したい方
- 取引先に知られずに総合的なサポートが欲しい方
⚠️ 注意点:
- 手数料3%~10%
- 口座開設が必要
当時の私の感想:
ファクタリング以外に損害賠償保険が無料で付いてくるのは大きなメリットです。オプションも豊富でフリーランスの「もしも」に備えられる点が差別化されています。

よくある質問と調査結果
Q1. 開業したばかりでも審査に通りますか?
調べた結果:
売掛先(クライアント)の信用力次第で通る可能性があります。特にlabolやペイトナーなど、フリーランス特化型は「開業直後でもOK」と明記している場合が多いです。
⚠️ ポイント:
- 売掛先が法人であること
- 請求書が発行済みであること
- この2点が重要です
Q2. 副業のフリーランスでも利用できますか?
調べた結果:
はい、多くのサービスが副業フリーランスにも対応しています。ただし、以下の条件を満たす必要があります:
- 請求書が自分名義で発行できること
- 売掛先が法人であること
Q3. 取引先に絶対バレない方法はありますか?
調査結果:
今回紹介した5社は全て2社間ファクタリングのため、取引先に通知されることはありません。
2社間ファクタリングの仕組み:
- あなた → ファクタリング会社:売掛金を売却
- ファクタリング会社 → あなた:現金を入金(手数料差引後)
- 取引先 → あなた:通常通り支払い(取引先は何も知らない)
- あなた → ファクタリング会社:受け取った代金を振込
⚠️ 注意点:
- 入金後、必ずファクタリング会社へ振込が必要
- この振込を忘れると債務不履行になり、取引先に連絡される可能性あり
- 手数料は10%程度と高めですが、これは「取引先に通知しない」ためのコスト
当時の私の心配:
法人経営者でしたが、取引先にバレることを非常に恐れていました。今調べてみると、2社間ファクタリングなら安心して使えたと思います。ただし、入金後の振込を絶対に忘れないことが条件です。
Q4. 手数料以外に隠れたコストはありますか?
調べた結果:
多くのサービスは「手数料のみ」と謳っていますが、以下は事前確認が必須です:
- 振込手数料(誰が負担するか)
- 事務手数料の有無
- 契約書作成費用
⚠️ 必ず見積もり時に確認してください。
Q5. 継続利用すると手数料は安くなりますか?
調べた結果:
一部のサービスでは実績に応じて手数料優遇があるようです。ただし、そもそもファクタリングは継続利用すべきではありません。あくまで一時的な資金調達手段として考えるべきです。
Q6. 確定申告への影響はありますか?
調べた結果:
ファクタリングは「売掛金の売却」であり借入ではないため、確定申告上は以下のように処理します:
- 売上は通常通り計上
- 手数料は「支払手数料」として経費計上
⚠️ 詳細は税理士にご相談ください。
選び方のチェックリスト
個人事業主・フリーランスがファクタリング会社を選ぶ際のチェックリストです:
事前確認(必須)
- [ ] 最低利用額が自分のニーズに合っているか?
- [ ] 手数料の上限が明記されているか?
- [ ] オンライン完結できるか?
- [ ] 審査に必要な書類が揃っているか?
- [ ] 売掛先が法人か?(個人事業主同士の取引は不可の場合が多い)
比較検討時
- [ ] 複数社から見積もりを取ったか?
- [ ] 手数料以外の費用を確認したか?
- [ ] 口コミ・評判を調べたか?
- [ ] 契約内容を理解できているか?
契約前(最重要)
- [ ] 税理士・会計士に相談したか?
- [ ] 一回限りの利用で終える覚悟があるか?
- [ ] 根本的な経営改善策も並行して考えているか?
まとめ:個人事業主・フリーランスがファクタリングを検討する際の注意点
調べて分かった最も重要なこと
個人事業主・フリーランスの場合、法人以上に手数料の負担が重くなる傾向があります。売上規模が小さいため、10%の手数料でも事業への影響が大きいのです。
⚠️ 絶対に避けるべきこと:
- 手数料を払うために次のファクタリング利用(負のスパイラル)
- 複数社で同時に同じ売掛金を申請(債権の二重譲渡で法的問題に)
- 悪質業者との契約(ヤミ金融の可能性)
最後に
この記事は、資金繰りで悩んだ際にファクタリングという選択肢を知らなかった私の反省をもとに、個人事業主・フリーランス向けに特化して情報をまとめたものです。
ファクタリングは万能の解決策ではありません。
あくまで一時的な資金調達手段であり、根本的な経営改善(売上増加、経費削減、価格交渉など)を並行して行う必要があります。
⚠️ 重要:利用を検討される場合は、必ず税理士・会計士等の専門家にご相談の上、慎重に判断してください。私は一切の責任を負いかねます。
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記事作成日:2025年10月14日
筆者:製造業を23年経営し、倒産に至った元中小企業社長
資金繰りの選択肢を知っておくことの大切さ
債権者集会を経験して改めて思うのは、「もっと早く手を打てなかったのか」ということです。
私は当時、資金繰りに困った際にファクタリングという仕組みをよく知らず、結果的にクレジットカードのキャッシングに頼ってしまいました。
もしその時に今の知識があれば、違う選択をしていたかもしれません。
もちろん、ファクタリングが万能の解決策ではありませんし、手数料も決して安くありません。しかし「選択肢として知っておく」ことは重要だと思います。
同じように資金繰りで悩む経営者の方に向けて、私が後から調べた情報をまとめた記事があります:
👉 元経営者が選ぶファクタリング7社比較|資金繰りで悩んだ私が調べた情報まとめ
👉 個人事業主・フリーランスにおすすめのファクタリング5社比較
⚠️ この記事も専門家の監修は受けていません。利用を検討される場合は、必ず税理士・会計士等の専門家にご相談ください。
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