この記事は筆者個人の体験を記録したものです。破産手続きは個別の状況により大きく異なります。必ず専門家にご相談ください。
【はじめに】なぜこの体験談を書くのか
※重要な注意事項
- この記事は筆者個人の体験談であり、法的アドバイスではありません
- 破産手続きは個々の状況により大きく異なります
- 同様の状況でも結果は変わる可能性があります
- 必ず弁護士等の専門家にご相談ください
「管財人面談って何を聞かれるの?」会社破産後、社長として管財人と対面する日を迎えた私は、不安でいっぱいでした。結論から言うと、私の場合は想像していたより穏やかな30分でした。
会社破産と個人破産を同時に経験した私が、管財人面談について「実際はどうだったか」をありのまま記録します。同じような状況の方が「一つの事例」として参考にしていただければと思い、個人的な体験を共有いたします。
【体験談①】書類準備で苦労したこと

※書類の種類や要求される詳細度は、各ケースで異なる可能性があります
会社破産に関わる書類整理
会社破産の手続きでは、会社関連の膨大な資料の提出が必要でした。帳簿、契約書、取引先との書類、銀行関係の書類など、会社の財産状況を明らかにするための資料を集める作業になりました。
通帳や保険関係の書類は比較的すぐに集められましたが、過去数年分の取引記録や契約書類の整理には想像以上に時間がかかりました。特に、散らばっていた書類を時系列で整理し直す作業が大変でした。
【体験談②】管財人面談当日の実際の流れ

(以下、あくまで私個人のケースです)
私は法人破産と個人破産を同時に申し立てたため、同じ管財人が両方を担当することになりました。破産開始決定が下りた後、申し立てを依頼していた弁護士と一緒に管財人の事務所へ挨拶と引き継ぎに向かいました。
私のケースでの当日の様子
- 時間: 約1時間程度
- 参加者: 管財人、申立て弁護士、私
- 場所: 管財人の事務所(弁護士事務所から徒歩圏内)
- 持参物: 本人確認書類、筆記用具(結局未使用でした)
管財人の事務所が弁護士事務所から近かったため、そのままスーツ姿で向かいました。筆記用具も持参しましたが、結局使うことはありませんでした。
その日の私の心境
面談の大部分は弁護士と管財人の間で進み、私は横で聞いているだけでした。想像していたより淡々とした印象で、厳しい追及を覚悟していましたが、事務的で冷静なやりとりが中心でした。
※これは私のケースであり、すべての方に当てはまるわけではありません
【体験談③】面談の実際の雰囲気
面談中に感じたこと
面談は終始、淡々とした事務的な雰囲気でした。弁護士同士の専門的な会話が中心で、私は横で聞いているだけという状況が多かったです。
管財人の方は冷静で丁寧な対応をされており、法と手続きに基づいた確認作業という印象でした。漠然とした不安はありましたが、実際には穏やかに進行しました。
面談での自分の立場
私の役割は主に補足説明をすることで、込み入った法的な話は弁護士同士で進んでいきました。分からないことがあれば質問もできる雰囲気で、威圧的な感じは全くありませんでした。
※これは私のケースでの体験であり、すべての方に当てはまるわけではありません
【体験談④】面談で実際に聞かれた内容

※質問内容や面談の進行は、個々のケースにより大きく変わります
私のケースで聞かれたこと
法人破産と個人破産の同時申立てだったこともあり、個人のカード破産などとは性質が大きく異なりました。主なやりとりは弁護士と管財人の間で進み、私は補足説明をする程度の立場でした。
具体的な質問内容
- 破産に至った具体的な経緯(借金や経営状況の詳細)
- 現在の収入や生活状況
- 財産の処分履歴や名義変更の有無
私個人については隠し財産などは一切ありませんでした。お金があればすべて会社につぎ込むような生活だったので、ありのままを話すしかない状況でした。そのため、厳しい追及を受けることもありませんでした。ただし、これは私の個別の状況によるものかもしれません。
【体験談⑤】面談後の日々と心境の変化
※面談後の進行や心境は個人差が大きいと思われます
私が経験した面談後の流れ
「面談後はしばらく連絡が来なくなる」という声をネットで見かけますが、私の場合は全く違いました。むしろ面談後からが本番のような感覚でした。
実際の連絡頻度
- 管財人の事務所から何度も資料の追加提出を求められた
- メールや電話が頻繁にあった
- 期限がタイトなものも多く、緊張感のある毎日
細かい指摘と修正の連続 「これで一通り揃ったはず」と思っていても、後から「この数字の根拠を示す資料が抜けています」「日付がずれています」といった指摘が次々に入り、修正と再提出の繰り返しになりました。
細かい数字のずれや通帳のコピー範囲、電気料金の明細1枚など、本当に小さなことにも気を配る必要がありました。
心境の変化:経営者から当事者へ
破産手続きが進む中で、心境にも変化がありました。以前は会社を率いる立場として毎日が判断と決断の連続でしたが、破産手続きに入ってからは自分で決めることが激減しました。
管財人や弁護士からの指示に従い、必要な書類を出し、確認に応じる。その繰り返しの中で、ふと「気が楽になっている自分」に気づきました。自分の存在が「経営者」から「当事者」へと切り替わっていく感覚でした。
会社という組織や建物への愛着は簡単に消えるものではありませんが、あの緊張の連続だった日々と比べると、気持ちは確実に穏やかになっていました。
【体験談⑥】手続きの進行状況

※手続き期間は個々の状況により大幅に異なります
私の破産手続きは法人破産が先行し、それが終わり次第、個人破産に進むという流れでした。当初、法人の管財事件には1年近くかかると聞いていました。
まだ正式な免責許可は下りていませんが、管財人から「手続きは順調に進んでいる」という話を聞けただけでも、大きな気持ちの変化でした。
手続き期間について管財人に確認したところ、「ケースによって大きく期間は変わる」とのことでした。
【まとめ】この経験から感じたこと
個人的な感想と気づき
管財人について 私の体験を通じて言えるのは、「誠実に向き合えば、管財人も丁寧に対応してくれる」ということです。確かに債権者の立場を守るために財産を管理し、必要であれば処分・配当する立場であることに間違いはありません。
しかし、感情的な対立ではなく、法と手続きに基づいたやりとりの中で、お互いに役割を果たしていく感覚でした。管財人ご本人は温和で穏やかな印象でしたが、提出物や期限については非常に厳格で、「プロの厳しさ」を感じました。
この体験を通じて 自己破産は人生の終わりではありません。私にとっては「仕切り直しのきっかけ」でした。この体験談を書くこともその一部です。
自分の経験を記録し、同じように悩んでいる誰かの背中を、ほんの少しでも押せたなら、この経験に意味があったということだと思います。
【重要】読者の皆様へのお願い
この体験談を読まれる方へ
- この記事は筆者個人の体験記録です
- 同様の結果を保証するものではありません
- 破産手続きは個々の状況により大きく異なります
- 必ず専門家(弁護士・司法書士等)にご相談ください
- 公的機関の情報も併せてご確認ください
無料相談が可能な専門機関
- 法テラス(日本司法支援センター)
- 各地の弁護士会の法律相談センター
- 認定司法書士事務所
- 各自治体の無料法律相談
私は自己破産手続きについて、選択肢を広げるために専門家による無料相談を活用することを強くおすすめします。あなたの状況に応じた適切なアドバイスは、専門家でなければ提供できません。
※この記事の内容について法的責任は負いかねます。専門家への相談を強く推奨いたします。
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