【体験談】経営者の銀行口座はどうなったか – 私の破産手続きの実例

破産手続きに関する書類と向き合う経営者のイメージ 破産後の生活

重要な注意事項 この記事は、筆者個人の体験談をまとめたものです。破産手続きは個別の事情により大きく異なるため、同様の結果になるとは限りません。具体的な手続きや判断については、必ず弁護士などの専門家にご相談ください。本記事は法的アドバイスを提供するものではありません。

はじめに:なぜこの体験談を書くのか

法人の債務が4億円に膨らみ、連帯保証人として個人破産も避けられない状況になった時、私が最も不安だったのは「銀行口座はどうなってしまうのか」ということでした。

ネットで調べても一般的な情報ばかりで、実際の体験談は見つかりませんでした。同じような状況で不安を抱えている方に、私の経験が少しでも参考になればと思い、この記事を書きました。

ただし、これはあくまで私個人のケースです。 状況や地域、担当する専門家によって結果は大きく変わる可能性があります。

私のケースについて

  • 時期:2024年春頃から手続き開始
  • 債務総額:約4億円(法人)
  • 保有口座:6つの銀行口座
  • 手続き:法人・個人同時破産
  • 現状:2025年7月時点で手続き進行中

詳しくはこちらの記事へ:私の会社が破産するまで|15期赤字を耐えた製造業の最期

体験談1:破産申立て前の口座対応

ATMで現金を引き出している様子

弁護士からの指示

私の担当弁護士からは「安全のため、口座からお金を引き出してください」と指示されました。当時の私の状況では、以下の6つの口座を利用していました:

  • メイン口座2つ(生活費・クレジット引き落とし用)
  • サブ口座2つ(緊急時用・サブクレジット用)
  • 家計用口座2つ

弁護士の指示に従い、各口座を回って現金を引き出しました。

注意: これは私のケースでの対応です。弁護士によって指示内容は異なる場合があります。

当時の心境

正直なところ、この先どうなるのか不安でしたが、手続きで忙しく、絶望している暇もないというのが実情でした。ネットで情報を探しても「凍結される可能性があります」といった曖昧な情報ばかりで、具体的な体験談は見つけられませんでした。

体験談2:破産開始後の口座状況

オンラインバンキングの画面を見ている様子

最初の20日間

法人破産の開始決定が出てから約20日間、意外にも6つの口座すべてが普通に使えていました。ATMでの出金も、デビットカードでの決済も問題ありませんでした。

30日後の変化

しかし、30日後に状況が変わりました。

私のケースでの結果

  • 凍結された口座:1つのみ(カーローンの残債があった口座)
  • 影響なしの口座:5つ(借入や未払い債務がない口座)

凍結された口座では、デビットカードで使用していた約8,000円の残高が、ローン残債との相殺により回収できなくなりました。

重要: これは私の個別ケースです。債務の種類や金融機関との関係により、結果は大きく異なる可能性があります。

体験談3:手続き中の新規口座開設

新規口座開設の手続きをしている様子

管財人からの指示

管財人から「既存の口座に現金を戻すと隠し財産を疑われる可能性があるため、新しく口座を開設してください」と指示されました。

SBI新生銀行での口座開設

個人の破産開始決定が出た後、SBI新生銀行でネットバンキング口座を開設しました。申込みはオンラインで完結し、数日後には口座開設完了の通知が届きました。

私がSBI新生銀行を選んだ理由

  • 他行への振込が月10回まで無料の条件があった
  • ATMでの出し入れが無料の条件があった
  • ネットバンキングで24時間利用可能だった

注意: 口座開設の可否は金融機関や個人の状況により異なります。必ず事前に専門家に相談してください。

体験談4:現金管理の実際

自宅で現金を管理している様子

99万円の手元保管

管財人の指示で、自由財産として認められる範囲内の現金を手元に保管することになりました。

私の実感

  • これだけまとまった現金を家に置くのは最初は「気持ちが悪い」と感じた
  • 同時に「手元に現金がある」安心感もあった
  • 支出が明確になり、無駄遣いが減った
  • 意外とシンプルで管理しやすかった

やってしまった失敗

手続き中に、定期預金を解約して普通預金に移動させました。「普通預金の方が動かしやすい」と判断してのことでしたが、これが管財人に「なぜこのタイミングで定期を解約したのか?財産を隠そうとしているのではないか」と誤解されてしまいました。単純に使い勝手を考えての行動でしたが、後々の説明に苦労することになりました。

教訓: 手続き中の財産移動は、事前に必ず専門家に相談すべきでした。

体験談5:家族への影響

家族名義の口座・財産

私のケースでは、家族名義の口座には一切影響がありませんでした。

助かったこと

  • 家族が数年前からポイント目的で光熱費をクレジットカード払いにしていた
  • そのため、私の口座凍結の影響を受けずに済んだ
  • 生活インフラが途切れることがなかった

注意: 家族の協力状況や名義の実態により、影響は変わる可能性があります。

現在の状況(2025年7月時点)

手続きの進捗

現在、法人・個人ともに破産手続きは順調に進行しています。管財人からの説明では、開始から半年余り程度で完了する見通しとのことです。

日常生活

新規開設したSBI新生銀行の口座で、普通に生活しています。現金管理を基本としているため、支出が明確になり、逆に家計管理が改善されました。

同じような状況の方へ

私が実感したこと

  • 巨額の借金でも、適切な手続きで道筋は見えてくる(私のケースでは)
  • 専門家のサポートが不可欠だった
  • 銀行口座の問題は、思っていたより大きな障害ではなかった(私の場合)

メンタル面で大切だと思うこと

  • あまり深刻になりすぎないこと
  • 「人生終了」ではなく「リスタート」だと考える
  • 手続き中も普通の日常生活は送れると知っておく

重要なお願い: これらはあくまで私個人の感想です。状況は人それぞれ大きく異なりますので、必ず専門家にご相談ください。

まとめ

財務計画や今後の計画を立てている様子

この体験談が、同じような状況で悩んでいる方の参考になれば幸いです。ただし、これはあくまで私個人のケースであり、同様の結果になるとは限りません。

具体的な手続きや判断については、必ず弁護士や司法書士などの専門家にご相談ください。


再度の注意事項

  • 本記事は個人の体験談であり、法的アドバイスではありません
  • 破産手続きは個別事情により大きく異なります
  • 具体的な手続きは必ず専門家にご相談ください
  • 筆者は法的責任を負いません

専門家への相談窓口

  • 弁護士会の法律相談
  • 司法書士会の相談窓口
  • 法テラスの無料相談

2025年7月時点での体験談です。法制度の変更等により内容が古くなる可能性があります。

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