継承初日の絶望から始まった22年間
戦前創業の老舗製造業を、私は3代目として継ぎました。
その継承初日、主要取引先から大幅な取引縮小を告げられます。
まるでドラマのようですが、これが現実でした。
先代が築いた年商18億円、従業員100名の会社。
時代の変化と業界構造の歪みの中で、22年間、経営を続けてきました。
そして2025年、会社倒産と自己破産という決断に至ります。
誰も教えてくれない「倒産の現実」
資金繰りの限界を感じてから、破産申立てまでにかかった期間はわずか2週間。
債権者90社への説明、従業員30名への告知、自宅の処分。
破産法の解説書には載っていない、現実的で生々しい判断の連続でした。
99万円の自由財産とは実際どこまで許されるのか。
債権者集会では何を聞かれるのか。
従業員の雇用保険手続きは誰がどう動くのか。
家族の生活は、どこまで変わるのか。
これらを、すべて当事者として経験しました。
60代からの再出発
現在は、年金の繰上げ受給とアルバイトで生活しています。
移動手段は自転車。
破産後、生活はどう変わったのか。
その日常も含めて、ありのままを記録しています。
このブログについて
2024年3月に始めた
「のぼる社長の倒産リアルブログ」では、
- 経営が苦しくなったとき、何が起きるのか
- どこで判断を誤ったのか
- もっと早く知っていれば防げたことは何だったのか
- そして、倒産後も人生はどう続いていくのか
同じような苦境にある経営者の方にとって、
少しでも現実的な参考になる情報を届けたいと考えています。
きれいごとは書きません
22年間、苦しみ続けた経営者として。
そして、実際に倒産・自己破産を経験した当事者として。
教科書や専門家の解説では語られにくい、
判断の迷い、恐怖、後悔、そして現実を、そのまま書いています。
早い段階であれば、打てる手はあります。
それでも万が一のときも、人生は続いていきます。
※本ブログは筆者の実体験に基づく情報提供を目的としたものであり、
法的・専門的な助言を行うものではありません。
個別の案件については、必ず専門家にご相談ください。