「中小企業診断士に相談したけど、なんだかしっくりこなかった……」
そんな経験をしたのは、私だけではないと思います。
でも、その理由を“相手が悪かった”で済ませてしまっては、何も得るものがありません。
この記事では、私が中小企業診断士との相談で失敗した体験を振り返りながら、
・なぜうまくいかなかったのか
・どこを見極めるべきだったのか
・どうすれば活かせたのか
を、自分なりに整理してみます。
今後、コンサルタントを検討している方に、少しでも参考になれば幸いです。
管理畑の診断士に相談:分析はすごいが話が進まない
私が相談したのは、公的支援機関から派遣された年配の中小企業診断士Sさん。
管理部門出身で、数字を分析する力は確かにありました。財務データを丁寧に読み取り、在庫回転率や粗利率の変化など、詳細な資料を作成してくれました。
しかし、その先の“問題点の抽出”や“改善策の提示”にはなかなか進まず、面談のたびに分析結果の確認ばかりが続く印象でした。

たとえば、「在庫が多すぎます」と言われたとき、たしかにキャッシュフロー的には問題があります。
でも、私が悩んでいたのはもっと根本的な「営業赤字」であって、在庫はその一部にすぎませんでした。
「じゃあ、具体的に何を変えれば赤字は改善されるのか?」
という点には、なかなか踏み込んでもらえませんでした。
面談の最終日には、逆に「何か売上が上がる方法はありませんか?」と聞かれ、拍子抜けしてしまいました。
うまくいかなかった3つの理由

今思えば、この相談がうまくいかなかった理由は以下の3つだったと思います。
1. 相手のスキルと自社の課題がマッチしていなかった
Sさんは「管理・分析」に強く、「現場の改善」「営業戦略の立案」には明るくなかった。
こちらは営業赤字という“売上と費用構造の見直し”を求めていたので、そもそもスキルの方向性がずれていたのです。
2. 自分の課題を明確に伝えられていなかった
赤字で困っているとは伝えましたが、「この部分を見てほしい」という論点設定が甘く、話の焦点がズレました。
特に、「今期は在庫を減らしてきているので、課題はそこじゃない」という点を初期に共有していれば、議論はもっと深まったかもしれません。
3. 過度な期待をしていた
「診断士」という肩書に期待しすぎ、「問題を一発で見抜いてくれるはず」と思っていました。
でも、コンサルタントはあくまで“外部の伴走者”。主導権を自分が持たなければ、的確な支援は引き出せないのです。
これからコンサルを受ける人に伝えたいこと

■ スキルがマッチするかを事前に確認しよう
診断士にも得意・不得意はあります。経歴や支援実績をヒアリングし、「うちの課題に強そうか?」を見極めることが重要です。
■ 論点を明確にしておく
「この点についてアドバイスがほしい」と論点を事前に整理しましょう。
そうすれば、相手の理解も早く、相談の密度がぐっと上がります。
■ 受け身ではなく、自分が主役になる
「答えをもらう」ではなく「一緒に考えてもらう」。
この姿勢があるかどうかで、得られる成果はまったく違います。
まとめ:相談の成否は、こちらの準備次第
診断士が悪いのではありません。
使い方と相性を間違えた私に、原因があったのだと思います。
失敗したからこそ、次はもっと上手に活用できる——
そう考えてこの経験を共有しました。
冷たさが、今日のストレスを流してくれる。
デスクで手軽にアイスカフェタイム。6種の味で気分もリセット。
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