プロフィール

経営者としての歩み

戦前創業の老舗製造業を3代目として継承しました。しかし、偶然にも継承初日に主要取引先から大幅な取引縮小の通告を受けるという、まさにドラマのような展開から厳しい経営が始まりました。

先代の時代には年商18億円、従業員100名規模まで成長していた会社でしたが、時代の変化と構造的な経営課題に22年間立ち向かうことになりました。

苦しい資金繰りが続き、銀行との折衝を重ねました。中小企業活性化協議会の支援も受けましたが、再建には至らず。最後まで支払い責任を果たそうと努力し、仕入先などの債務は概ね返済した状態で202◯年、会社倒産・自己破産を決断しました。主な債権者は銀行と年金事務所で、その他約90社の債権者と、特に30名の従業員の皆さんにはご迷惑をおかけしました。

倒産・破産の実体験

経営悪化を受け、まずはコンサルタントに相談しましたが、最終的には弁護士と連携して破産手続きを進めました。決意を固めてから申し立てまでの期間はわずか2週間。迅速な決断が必要でした。

破産手続きでは、債権者集会、従業員の解雇手続き、自宅の処分、投資信託の没収など、教科書では学べない現実と向き合いました。99万円の自由財産の実際の扱いや、各種手続きの細かな流れは、体験した者でなければ語れない部分が多くあります。

現在の活動と発信への想い

現在は60代前半で、年金の繰上げ受給とアルバイトで生活を支えています。2024年3月31日からブログ「のぼる社長の倒産リアルブログ」をスタートし、自身の経験を赤裸々に発信しています。

なぜ発信するのか

**表向きの理由:**
同じような経営課題で苦しんでいる経営者の方々に、少しでも参考になる情報をお届けしたい。倒産や破産は決して珍しいことではなく、その後の人生も続いていくということを伝えたい。

**本音の理由:**
ブログのアフィリエイト収入で、以前の年収を超えることが目標です(笑)。現実的な生活再建の一環として、真剣に取り組んでいます。

発信内容の価値

– **3代目経営者としての責任感と重圧**
– **年商18億円規模企業の経営ノウハウと失敗談**
– **大手企業との取引で学んだ商慣行**
– **約90社の債権者対応の実務経験**
– **破産法に基づく実際の手続きの流れ**
– **従業員への対応と雇用保険等の実務**
– **破産後の生活再建のリアル**

机上の理論ではなく、すべて実体験に基づいた情報です。経営に携わる方、資金繰りに悩む方、万が一の時の手続きを知りたい方にとって、貴重な一次情報をお届けしています。

趣味・日常

移動手段のメインが自転車になり、たくさんの気付きがあったのでその事も記事にしています。年金の繰上げ受給が始まり、自宅警備隊隊長のポジションにもだんだん慣れてきました。

*このブログは、実体験に基づく情報提供を目的としており、法的アドバイスではありません。個別の状況については、必ず専門家にご相談ください。*

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