残っているけれど、動いていない
破産してから、SNSの多くは残っています。会社のフェイスブックページは削除しましたが、インスタも、個人のフェイスブックも、テレグラムも、そのままです。でも、何も更新していません。
使っていない、というより動いていないという感じが近いです。
会社のインスタは、少し形を変えて続けています。会社名のままでは変なので、当時よく動いてくれていたメンバーの名前をもじって使っています。
完全に嘘ではないし、かといって今の自分そのものでもありません。ただ、そこに残っています。
変えられないプロフィール写真
フェイスブックは個人アカウントだけ残っています。プロフィール写真は会社時代のままです。変えたい気持ちはあるけど、今の自分を載せるのも、みすぼらしく見せるのも、どちらも違う気がして、そのままにしています。
更新はしていないけれど、会社時代の知り合いが近況を上げているのを見ることはあります。あの界隈が、今どうなっているのかを知るには便利です。参加はしません。ただ観測するだけです。
自分のインスタもあります。あるけれど、本当にそれだけです。存在しているだけで、使ってはいません。
「いつか行けるようになると嬉しいです」
テレグラムでは、会社時代のゴルフ仲間と、たまに会話をします。
「ゴルフ行きたいですね」
「飲みに行きましょう」
そんなメッセージが来ます。
行きたい気持ちは、正直あります。でも、日付を決める言葉が出てきません。
「そうですね。いつか行けるようになると嬉しいです」
返事は、だいたいいつもそれです。
消せるものは、消した
会社のフェイスブックページも、実はありました。これは、自社サイトの運営をお願いしていた会社に頼んで、サイトの閉鎖と同じタイミングで削除してもらいました。
消せるものは、消しました。
インスタも頼みました。でも、これは本人じゃないとできないと言われました。
やろうと思えば、できました。でも、できませんでした。
思い入れがあった場所だったからだと思います。消せなかったのは、アカウントじゃなくて、気持ちのほうでした。
「復活してください」というコメント
そのインスタに、ある日コメントが入りました。
「復活してください」
ファンの人でした。責める言葉でも、無神経な言葉でもありません。ただ、待ってくれているだけでした。
当時は、これで会社の起爆剤になればと思って、必死に更新していました。でも、叶わなかった。
無理だもんねぇ、と思いました。ごめんね、と思いました。
期待に応えられない。待っててくれる人がいるのに、何もできない。「復活」という言葉が、もう遠いところにあります。
返事はしませんでした。できませんでした。
あれは、悲しかったです。
約束ができなくなっただけ
関係を切ったわけじゃありません。全部を終わらせたわけでもありません。
ただ、約束と自己紹介ができなくなっただけです。
そして今も、インスタもフェイスブックも、何も更新していません。

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