【破産者】消える肩書|最後の債権者集会を前に

破産後の生活・再出発

ドラッグストアでの買い物は、お昼に食べる蕎麦、お酒、コーヒー。買うのは殆どが食料品です。

最近、午前中に買い物を済ませなければならないことが多かったので、開店時間から間もない時間を選ぶことが多くなりました。

その時間帯には、同年代から上の年代の男性が目立ちます。平日の朝、働き盛りの時間帯に、店内をゆっくり歩いています。

残念ながら、生き生きとはしていません。

頼まれて買い物に来ているのか、やることがないのか、そんな感じです。

肩書きのない人たちに見えます。

自分も仲間入りするのか

もう半年くらい、試験監督のアルバイトをしています。月に2、3回の日雇いです。フリーターと言えばそうかもしれません。

収入は年金とアルバイトの僅かな金額だけです。もう少し稼ぎたいという気持ちで焦ります。

すでに会社名も、代表取締役も消え、破産者という立場すら、もうすぐ消えてしまいます。

私も、その肩書のない人たちの仲間になるのでしょうか。

自分でも、その仲間になるのが嫌なのか、なりたいのか、よくわかりません。

会社の終わり

昨年の11月で、会社の破産手続きが終わりました。

会社の存在は、この世から消えました。

倒産してから、会社の夢をみることが多くなりました。当初は会社が倒産前の状態での夢を見ていました。

そのうち、夢の中でも私は破産者に変わっていきました。倒産後、みんなが違う職場に行っている夢も見ました。

夢の中では、みんな生き生きしていました。

でも、最近は従業員が出てくる夢もみることが少なくなってきました。

会社がどんどん遠くなっていくのを感じます。

もう4ヶ月くらい会社には行っていません。最後に行ったのは、電気設備の点検でした。一応その場にいて、分かることは説明するという感じでした。

管財人が上手に売却して、そこから転売されたらしいです。

見に行ってみたい気もします。でも、取り壊されていたらショックだろうな、と思います。

自転車で往復1時間以上かけて行くのも、どうだかな、と思ってしまいます。

連絡が来なくなった

管財人からの連絡は、11月の債権者集会から一度もありません。

向こうの処理も概ね終わったと言っていました。

郵便物が全て向こうに送られていたのですが、いつの間にかこちらに直接来るようになりました。

試験監督の案内が、そろそろ管財人の手元に届くはずだと思ってメールを出したら、その日のうちに自分のところに届きました。

たまたまかな、と思っていましたが、徐々に全ての郵便物が私に直接届くようになりました。

最後の集会

2月の初旬に、最後の債権者集会があります。

私の自己破産に関する手続きで、おそらくこれが最後になるはずです。

これまで弁護士と管財人と私。一年間いっしょにやってきたコミュニティというか、私の中でたった一つの社会だったのですが、それが終わります。

この記事を書き始めて、やっとそのことに気づきました。

これが終われば、手続き上の大きな区切りを迎えます。元破産者になるのでしょうか。

そんな言葉があるのかも分かりません。

新しいスタートと言えばその通りですが、破産者というのも一応肩書だったわけです。破産手続きを進めている人です。そんなものは、早く終わったほうが良いに決まっています。

でも、何も役割が無くなってしまうのが、とても寂しく思えます。

肩書きが消える

手続きが終わったら、私は「ただの人」になります。

説明する言葉が消えます。

不安はあります。まだ途中だと思っている自分もいます。

でも、たぶん終わってから考えるんだと思います。

「ただの人」になった自分が、何を感じるのか。

それは、2月の債権者集会が終わってからでないと、わかりません。

今はまだ、流れの中にいます。


※この記事は個人の体験を記録したものです。法的な判断については、弁護士等の専門家にご相談ください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました