【重要な注意事項】
この記事は一個人の心境や体験を記録したものであり、法的助言や破産手続きの一般的な指針ではありません。破産手続きは会社規模・業種・地域・個別事情により大きく異なります。具体的な手続きや対応については、必ず弁護士・税理士・社会保険労務士等の専門家にご相談ください。また、精神的な不調を感じる場合は、カウンセラーや医療機関への相談をお勧めします。
「会社が倒産したら、社長の心境はどう変わるの?」
この疑問について、私自身が体験した心の変化と、その時期をどう乗り越えたかを率直にお話しします。同じような状況にある方の心の支えに、少しでもなれば幸いです。
想像と現実のギャップ:「のんびりできる」は幻想だった
「弁護士と管財人にお任せで、もう社長はやることないでしょ?」
私も最初はそう思っていました。これが完全に間違いだったと気づくまでに、そう時間はかかりませんでした。

専門家から大量の作業を求められる現実
破産の通知をした瞬間から、弁護士や社会保険労務士から大量の資料作成を求められました。経理業務を自分で行っていた私にとって、これらすべてが私の仕事になりました。朝から晩まで、数字と向き合う日々が始まったのです。
※具体的にどんな作業が必要かは、会社の状況や専門家の方針によって大きく異なります。詳しくは弁護士等にご相談ください。
「自分の会社への潜入」という皮肉な現実

作業に必要な資料が会社に残されていることも多く、頻繁に会社へ足を運ぶ必要がありました。
しかし、もう私は「部外者」です。
- 昼間は人目を避け、夕方以降にこっそり入る
- カーテンを閉め、照明を最小限にして作業
- 自分の車で行くと「社長がいる」とバレるため細心の注意
長年働いてきた会社に泥棒のように忍び込む—この現実は想像以上に辛いものでした。
一番辛かった心境の変化
最後の賃金計算という現実
従業員の離職票作成と最後の賃金計算は、精神的に最もキツい作業でした。
「これで最後」という現実を突きつけられながら、一人ひとりの数字を正確に計算する。従業員の生活がかかっているため、間違いは許されません。
立場を失った瞬間
「私物を取りに来たい」という従業員からの連絡。会社の備品について「どうせ捨てるなら持って帰っていいですか?」と聞かれても、もう私に許可する権限はありません。
それでも「社長〜?」と呼ばれる虚しさ。形式的には社長でも、実質的な権限は何もない状態でした。
※こうした心境の変化は個人差があります。精神的な不調を感じる場合は、専門のカウンセラーや医療機関にご相談することをお勧めします。
心のバランスを保つために見つけた場所
この時期は本当に精神的にボロボロでした。
- 夜中に目が覚めて手続きのことを考えると眠れない
- 一日中座って作業で体も心もガチガチ
- 常に「これでいいのか」という不安
図書館という心の避難場所

精神的なバランスを保つため、よく図書館に足を運びました。宗教や哲学の本を読み、少しでも心を落ち着かせようとしていました。
家にいると手続きのことばかり考えてしまうし、外に出ても人目が気になる。図書館は、そんな私にとって唯一の避難場所でした。
本を通して先人たちの知恵に触れることで、「自分だけが特別に辛い思いをしているわけではない」と少しずつ思えるようになりました。
同じ道を歩む人へ:心境の整理について
正直に言うと、今もゴールは見えません。気持ちが折れそうになる瞬間は日常茶飯事です。
でも、目の前のことを一つずつ片付けることで、ほんの少しずつでも前に進んでいる実感があります。
「今はキツくても、今日できることを考えてみるしかない」
これが、破産手続きの真っ只中にいる私から、同じような状況にある人への正直な心境です。
心の支えを見つけることの大切さ
私にとっては図書館でしたが、人それぞれ違う場所や方法があると思います。
- 信頼できる人との対話
- 専門カウンセラーとの相談
- 趣味や読書などの時間
- 軽い運動や散歩
※深刻な精神的不調を感じる場合は、我慢せず専門機関にご相談ください。
自分にも言い聞かせながら、一歩ずつ。それしかありません。
再度のお願い: この記事は個人の心境や体験を記録したものです。破産手続きの具体的な内容や法的事項については、必ず弁護士・税理士・社会保険労務士等の専門家にご相談ください。また、精神的な不調を感じる場合は、カウンセラーや医療機関への相談をお勧めします。状況は人それぞれ大きく異なることをご理解ください。
冷たさが、今日のストレスを流してくれる。
デスクで手軽にアイスカフェタイム。6種の味で気分もリセット。
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